自然との再接続
【The Great North】は北海道厚岸町で林業をしています。
厚岸町は北海道の東に位置する、森と海に囲まれた人口約9,000人ほどの1次産業の町です。
この地域の林業は主に春は苗木を植え、夏は下草を刈り、冬は収穫するというサイクルで行われており
【The Great North】はそういった作業を通して森林資源が循環するお手伝いをしています。
林業は、私の最も重要な仕事です。自然と共に働くことで、私たちが忘れてしまった感覚が呼び覚まされ、
自然と一体になる感覚を得ることができます。
数値化され整理された現代社会では感じにくい、より直感的で、時には超自然的な感覚がここにはあります。
人間が自然のリズムに従い、より大きな存在の一部であることを感じられるのです。
土地を語る燻製の味わい
「燻製づくり」は、地域の森林から生まれる未利用材と、この土地で愛される食材を掛け合わせることで、
厚岸ならではの味を創り出しています。このプロセスは、私の中心的な仕事である林業と地域食文化を結びつけるだけでなく、
資源活用の大切さを強調し、環境保全と美味しさを両立できることを示しています。
森は全ての自然環境の起点ともいえる場所で
健やかな森では、たくさんの栄養が育まれます。
音楽:内なる世界と外なる風景を紡ぐ
音楽は、私の内面的な世界と厚岸の自然美や文化・風習を繋ぐ手段です。音を通じて、
人間と自然、そしてこの地ならではの風習や伝統との深く調和した関係を表現できる、
もう一つの方法なのです。
伝えたいこと
私が目指しているのは、厚岸町の豊かな自然や伝統、そして新しい可能性を形にしていくことです。
この地で生まれる味わいや感覚を通して、自然と人間が再び繋がりを持つ瞬間を体験していただきたいと思っています。
燻製の香りや音楽の調べが、私たちが忘れかけた自然との繋がりを感じさせ、
より豊かな未来へと導く一助となることを願っています。皆さんにも、
この特別な体験を共有していただければ幸いです。